1) ドレミファソラシドという音階の仕組み
ドレミファソラシドという音階の仕組み
ド レ ミ ファ
全 全 半
ソ ラ シ ド
全 全 半
という、同じ仕組みの音の並びを全音でつなぐと、
ドレミファ ソラシドの音階になります。
全
音階の仕組みがわかるように、両手を使って弾きます。
下の音列、ドレミファを、左手の4、3、2、1の指で、
上の音列、ソラシドを、 右手の1、2、3、4の指で、
弾いてみます。
左手の4の指から弾きはじめて、4、3、2、1、右手の1、2、3、4の指と、順に弾いていくと、ドレミファソラシドになります。
この音階のことを、全音階といいます。
4 3 2 1 1 2 3 4
左手 右手
全音だけでできた音階が、全音音階
全音 全音 半音 全音 全音 半音
全音
でできた ドレミファ ソラシド が、全音階です。
この、全音階を構成している音列の仕組みを知っていると、
12種類の全音階を、
かんたんに作りだすことができます。
ドからはじまる全音階はドレミファ ソラシド 。
つまり、はじめと終わりが同じ音になります。
上の音列、ソラシドの全音上に同じ並びの音列を持ってくると、ソからはじまる全音階になります。
ソラシド 〇〇〇ソ になる音列で考えます。
ソラシドの、ドの全音上のレからはじめて、
レから全音上ミ、ミから全音上ファ♯、ファ♯から半音上ソで、
ソラシド レミファ♯ ソ が、
ソからはじまる全音階です。
同じようにして、レからはじまる全音階も作れます。
レミファ# ソ 〇〇〇レ になる音列は? と考えていくと、
レミファ# ソ ラシド# レ になります。
文字で読むと難しくなってしまいますが、
ピアノの鍵盤で試してみると、かんたんにできます。
#=シャープ が1つずつ増えていきます。
下の音列 ドレミファ の全音下に同じ並びの音列を持ってくると、ファからはじまる全音階になります。
ファからはじまる全音階を作ってみましょう。
ファ〇〇〇 ドレミファになる音列で考えます。
ファから全音上ソ、ソから全音上ラ、ラから半音上シ♭で、
ファソラシ♭ ドレミファ 。
同じように、ファソラシ♭ ドレミファ の、
下の音列ファソラシ♭ を使えば、シ♭の全音階が作れます。
シ♭〇〇〇 ファソラシ♭で考えて、
シ♭から全音上ド、ドから全音上レ、レから半音上ミ♭で、
シ♭ドレミ♭ ファソラシ♭ 。
♭=フラット が1つずつ増えていきます。
どの全音階も、
下の音列は、左手の4、3、2、1の指で、
上の音列は、右手の1、2、3、4の指で弾きます。
詳しく書いてあるサイトもあります。
楽譜で確認したい人には、
全部の音階がヤマハのサイトに載っています。ここの、
楽譜について学ぶ
第4日 音階と調
コラム:長音階の仕組み
3. 調
のところです。
スクロールして、まん中より、少し上あたりです。
2) 鍵盤をふたつおきに弾いてみます →