6 半音だけでできている音階
半音について
ピアノの隣り合った鍵盤は、半音になっています。
この半音になっている鍵盤をひとつおきに弾いたのが、
全音音階でした。
それでは、半音になっている鍵盤を順番に弾いていけば、
もちろん、半音音階!と思うかもしれないけれど、
こちらは半音階と言われてます。
それについては、もう少しあとで、出てきます。
半音階は、全音音階みたいに、ひとつおきを意識しないので、
コツさえつかめば、ひじょうにかんたんです。
半音階の指使いのコツ
半音階(クロマティック・スケール=chromatic scale)
を弾く時の指使いについて。
右手で高い音の方へ弾く場合
1 黒鍵から弾きはじめる。
2 黒鍵は3の指で弾く。
3 黒鍵の隣りの白鍵は1の指で弾く。
4 白鍵の隣りの白鍵は2の指で弾く。
参考までに、まん中のファの右どなりの黒鍵
3つ並んだ黒鍵から弾きはじめた時の指使いは、
3、1、3、1、3、1、2、3、1、3、1、2
左手で低い音の方へ弾く場合
上の1 ~ 4 と同じです。
これだけで、半音階は弾けます。
右手と同じ、3つ並んだ黒鍵(シの左どなりの黒鍵)から、
左手を弾きはじめた時の指使いは、
3、
1、
3、
1、
3、
1、
2、
3、
1、
3、
1、
2
右手と同じです。
右手は上に向かって、左手は下に向かって、
同じ動きで弾くことができます。
音階なので、さいごは、弾きはじめた音の、
右手は、ひとつ上の同じ音、左手は、ひとつ下の同じ音を
付け加えて弾いてみましょう。
半音階は、いろいろな曲の一部分にも出てきますが、
曲の中では、この指使いでないものもあります。
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