3 黒鍵(黒い鍵盤)だけ弾いてみる
黒鍵を押えてみましょう。
ピアノの椅子に座る時は、ふたりで弾く(連弾)以外は、
ピアノのまん中、ミとファの前に座ります。
↑ ↑
ミ ファ
座ったら、黒い鍵盤に集中してみましょう。
2つ並んでいるところは、どちらの手も、
2と3の指を使って、弾きます。
つまり、グー・チョキ・パーのチョキで使う指です。
さいしょはチョキのかたちで弾いてもいいですが、
2回目からは、ピアノを弾く手のかたち、イメージとしては、
パソコンでマウスに置いてる時の手のかたちにして弾きましょう。
(写真をクリックすると拡大表示します)
図は、アルフレッド
導入:レッスンブック レベル A から引用してます。
左手も、同じような手のかたちを作って、
2つ並んでいる黒鍵を、2と3の指で押さえてみます。
2つ並んだ黒鍵は、7つあります。上の3つは、右手で弾きましょう。
まん中から左の4つは、左手で弾いてみましょう。
今度は右手で、まん中のファのとなりに、3つ並んでいる黒鍵を、
2、3、4の指で、一緒に押さえてみます。
3つ並んだ黒鍵も、7つあります。
まん中から上の4つは、右手で弾いてみましょう。
左手で3つ一緒に弾くのはむずかしいですが、
まん中から左の3つは、左手で弾いてみましょう。
うんちくコーナー
黒鍵だけをひとつずつ順に弾いていくと、音階ができます。
右手で、まん中のファの右、3つ並んでいる黒鍵を、
2の指、3の指、4の指で順に弾いていきます。
その上の2つ並んでいる黒鍵のところも、
2の指、3の指で順に弾いてみましょう。
2、3、4、2、3 の指で、5つの黒鍵を弾くことになります。
5つの黒鍵を順に弾いていくことで、
五音音階(ごおんおんかい)と言われてるものができます。
少し詳しく書くと、ヨナ抜き音階(ペンタトニック)というものができます。
ドレミファソラシの、ヨん番目とナな番目が抜けた、
ドレミ ソラ という音階です。
むかしの日本音名 ヒフミヨイムナ の、
ヨとナが抜けた音階というのが、名前の由来ということです。
今度は、五音音階を意識して、
右手で、まん中のファの右、3つ並んでいる黒鍵、その上の2つ並んでいる黒鍵を、
2の指からはじめて、2、3、4、2、3の指で順に弾いてみましょう。
なんとなくドレミソラに聞こえませんか。
左手で、まん中のミの左、
2つ並んでいる黒鍵と、その左の3つ並んでいる黒鍵を、
順に弾いてみましょう。
← の方へ弾きます。
指は、↓ の順に、
2、
3、
2、
3、
4 の指で弾きます。
上からおりてくる音階なので、
なんとなく、ラソミレドに聞こえてくると思います。
音階とは
ある音、例えば、
ドから、そのひとつ上か下のド、つまり、
ドから、オクターブ上か、オクターブ下のドの間を、
ある規則によって並べたものです。
五音音階も、ふつう、
ひとつ上のドを加えて、ドレミソラド と記述します。
ここ↓ からは、詳しい人向けなので、参考までに。
相対音感と絶対音感
なんとなくドレミソラ(ド)に聞こえませんか と書いたのは、
絶対音感のある人だと、
実際は、ソ♭ ラ♭ シ♭ レ♭ ミ♭ (ソ♭) 、
または、ファ# ソ# ラ# ド# レ# (ファ#) に聞こえるからです。
ソ♭(または、ファ#)からはじまる五音音階なので、
固定ドだと、ソ♭ ラ♭ シ♭ レ♭ ミ♭ソ♭ 、
または、ファ# ソ# ラ# ド# レ# ファ# 、
移動ドだと、ドレミソラド になるわけです。
4 黒鍵だけで弾ける曲 →