赤松 林太郎さんが、
カシオのデジタルピアノを演奏するコンサートがあったので、
聴きに行ってみました。
デジタルピアノというと、
近所から、ピアノの音がうるさいと文句が出るので、
練習用に置いてるイメージしかなかったので、
ピアニストの方が演奏すると、どうなのかな〜と思って。
ベルリン・グランド、ハンブルク・グランド、
ウィーン・グランドの音色が入っていて、
1曲目は、音色のデリケートな移り変わりを楽しめる
ベヒシュタインのベルリンで、
シューマン作曲=リスト編曲の「献呈」を演奏してくれました。
「日本が電子ピアノ(デジタルピアノ)の開発に力が入ってるのは、
住環境の問題があって」という話しから、
「アコースティックは、弦が張ってある。
指先の感覚で音を作るのが大事。
音が出るところまで4〜5mm。タッチ感が勝負。
木製鍵盤を使って、本物に近づけようとしている。
打鍵でゆっくり押す、打鍵する時のスピード感、
タッチ感をぜんぶ出してくれる」
2曲目は、ウィーンの音色で、熱情の第3楽章。
「メローとブライトがあって、
デジタルの便利なところ、スイッチひとつで音色が変わる。
エレクトリックだからできる音とか効果。
電子ピアノが苦手だったもの、メロディアスなもの」
と言って、ウィーンで、もう1曲、
ショパンのノクターン第1番を演奏してくれました。
「ハンブルクは、はなやかな音、明るくて弦共鳴が多い。
ひとつの音を弾いているのに共鳴して、」
と、ショパンのワルツ第4番(子猫のワルツ)。
「弦共鳴を体で感じることはできないけど。
ベヒュタインのピアノは、リスト、ドビュッシーが好きだった。
いくぶん丸みがあり、ひとつひとつの音がからみ、和声的に響く」
ということで、ベルリンでドビュッシーのアラベスク1番。
「オブリビオン、リベルタンゴ、曲想のちがう曲を、
音色のデリケートなベルリンで、オブリビオン。
ハンブルクのはなやかな方でリベルタンゴを弾きます」
さいごに、カシオのサービスで、CDをいただきました。
CDを配るのに、ステージの前に並んで、
赤松さんと写真を撮りたい人は、
自分のカメラ、スマホを渡すと、カシオの社員が写真を撮ってくれて、
うまく考えてるな〜と思いました。
試弾コーナーもあったのですが、
混んでいたので、さわらないで帰ってきました。
2台目のピアノにはいいと思いましたが、
はじめから、デジタルピアノだと、
ふつうのピアノをさわった時に、重く感じるみたいです。
試弾してないので、その辺のことはわかりませんが。
カシオのホームページに、コンサートレビューがあります。
https://music.casio.com/ja/products/digital_pianos/ghs/baton/
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